【新機能】Amazon RDS for SQL ServerがMicrosoft SQL Server 2016をサポートしました
はじめに
今日の新機能ご紹介はこちらです。
2016年6月にリリースされたMicrosoft SQL Server 2016がAmazon RDSで使えるようになりました。サンパウロ以外の全てのリージョンでリリースされており、Express、Web、Standard、Enterpriseの全てのEditionが使えます。
SQL Server 2016の新しい機能のうち、以下の機能がサポートされています。
- Query store
- Operational Analytics
- Temporal tables
- Always encrypted
- JSON support
以下の新機能はサポートされていないので注意が必要です。
- Stretch database
- PolyBase
- Backing up to Microsoft Azure Blob Storage
やってみた
RDS for SQL ServerをLaunchする時に、DB Engine Versionで「v13.00.2164.0.v1」を選択します。これがSQL Server 2016です。なお、今回はExpress Editionを選択しています。
起動したので接続確認してみました。EC2(Amazon Linux)で、接続確認用にfreetdsをインストールします。
$ sudo yum install freetds
EC2からRDSインスタンスに1433/tcpで接続できるように、RDSインスタンスのセキュリティグループを設定しておきます。tsqlコマンドでRDSインスタンスに接続します。
$ tsql -H '<INSTANCE_NAME>.xxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com' -p 1433 -U 'dbadmin' Password:<PASSWORD> locale is "ja_JP.UTF-8" locale charset is "UTF-8" using default charset "UTF-8"
バージョンを確認してみます。
1> use master 2> go 1> select @@version 2> go Microsoft SQL Server 2016 (RTM-CU2) (KB3182270) - 13.0.2164.0 (X64) Sep 9 2016 20:13:26 Copyright (c) Microsoft Corporation Express Edition (64-bit) on Windows Server 2012 R2 Standard 6.3 <X64> (Build 9600: ) (Hypervisor) (1 row affected) 1> quit
ということで、Microsoft SQL Server 2016をRDS for Microsoft SQL Serverで起動できました!
さいごに
全てのデータを常時暗号化するAlways Encryptedがサポートされていますので、今まで以上にセキュアにデータを格納することが出来ます。今後利用シーンが増えていくのではないでしょうか。